化学物質過敏症市民セミナーに参加しました。
2009/10/12 9:05 PM
10月3日(土)、『化学物質過敏症 国際市民セミナー』に参加して参りました。
主催は「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」の方々で、
独立行政法人環境再生保全機構の地球環境基金の助成を受けて
開催されたとのことです。
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『化学物質過敏症』をご存知でしょうか。
人体に有害な薬物、化学物質を摂取、曝露(さらされる)することにより健康被害を起こし、極めて微量の化学物質にも反応してしまうようになり、様々な症状を発する状態のことを言います。
住宅や建築物の室内環境での有害物質による健康被害をシックハウス、シックビルディング(症候群)と言いますが、これは化学物質過敏症の原因として多くを占めるもので、その他食物、衣類、自動車など、私達の身の回りには多くの誘因物質を使用したものが存在します。
発症された方はその日常生活において大変な苦難を強いられており、石油化学製品などの蔓延する現代の生活環境の中で、『目に見えぬ敵』から身を守るのは容易なことではありません。
(CS:化学物質過敏症「Chemical Sensitivity」の略称)
医療の世界でCSの概念が提唱されたのは20年以上前ですが、原因や症状が極めて多様なこともあり、原因の確定や対処・治療法の確立は困難を極め、対応できる医師や医療施設も寡少です。
日本ではちょうど今月に「電子カルテ様標準病名マスター」に「化学物質過敏症」の病名が正式に掲載されることになり晴れて「公認」となったとのことで、今回のセミナーのきっかけでもあるそうですが、逆に言えば今までは病気として認められていなかったような状況なのです。CS患者の方は明らかに『被害者』でありながら、「心因性」などと片付けられてしまうことも多く、病気と闘う一方で、法廷でも果敢にその被害性を訴え続けておられる方も数多いのです。
ここで初めて健康保険が適用されるようになったとは、改めてCSに苦しむ方々のご苦労が偲ばれます。
市民セミナーでは以下の講師と講義内容により、治療・研究の最前線の状況が報告されました。
●「化学物質過敏症対策の経過、現状および問題点」
柳沢幸雄氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
●「日本における化学物質過敏症研究の現況」
石川 哲氏(北里大学名誉教授)
●「化学物質過敏症の治療」
クラウス・デートリッヒ・ルノー氏(ドイツ、医師・環境病研究所 所長)
●「化学物質過敏症の最新研究」
クラウディア・S・ミラー氏(アメリカ、テキサス大学サンアントニオ健康科学センター教授)
定員200名の会場はほぼ満席、講師が参加者に挙手を求めると半数以上がCS患者の方で、その他医療や建築に携わる方も多くおられたようです。
会場では有害物質から身を守る、安全でからだにやさしい品々を扱ういくつかの企業が招かれて展示を行い、弊社も出展させて頂きました。来場者の方々は皆、熱心に各企業のコーナーを訪れて下さり、リアルなお話を伺いました。
今回のセミナーでは講義内容、旺盛な質疑応答、会場での参加者とのお話などを伺い、改めてCSとは症例も誠に多様であり、原因の特定、治療法の開発も困難で、より多くの方の理解と努力、情報の共有、行政の支援が求められることを深く実感しました。
今回、主催事務局の方からは
『CS患者の方は、ほとんど皆さんサメジマの珪藻土をご存知ですよ!』
という有り難いお言葉を頂戴しました。内容物をずっと公開していることもご支持頂けており光栄です。
今までも多くのCS患者の方のお住まいの新築やリフォームにおいて、サメジマ珪藻土はお体の反応が無いこと を確認して頂き、採用して頂きました。
安全で、妥協の無い、体にやさしい素材をこれからも世に送り出して行きたいと考えますが、身の回りにはいつ健康被害を引き起こすかもしれない有害物質の方が圧倒的に多く存在します。
さらに多くの方、企業、行政が、安心して暮らせる環境創りに努力されることを望みます。
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